気が強かったわ 子供の頃から
負けるのはきらい 一番じゃなきゃいや
だけどそのかわり 積極的になんでもやった
泣き虫ユキちゃんの背中から 毛虫も どけてあげたし
ジャングルジムに登って 降りられない
タクちゃんを 助けにもいったもの

両親は 褒めてくれたし
先生も 課題をたくさんくれました
作文コンクールに 応募してごらん
今度は ピアノの発表会だね
合唱団では 指揮をしてごらん
君が少し話しかけてあげると
あの子も やる気が起きるようだよ
ワタシはいつでも 一所懸命

そりゃあ中学生にもなれば
何でも一番! というわけにはいかないし
競争で 負けるのは悔しかったけど
新しいことに挑戦するのは いつだって
元気がでたし 楽しかった

高校でできたライバルとは 合格した大学が違っても
ずっとライバルの ままだったのに 何かが変わり始めたのは 彼女が留学をしてからなのかな
TOIECは私のほうが 上だったのに
海外に行かれなかったのは 家庭の事情
父が まだ若いのに 倒れるなんて.............
だから仕事で 海外に行こうと おもいっきり背伸びした

どれだけ心が葛藤しても 道から弾き出されないように
どんなに時間が厳しくっても 誰よりも一歩先んじるように
ちっとも気持ちが通じない人にも ちゃんと言うべき事は言う
身体だって鍛えたわ 会社帰りのジムで流す汗も
たまの休日に通うエステも 私を磨くメンテナンス

だから..............

本当にびっくりしてしまったの
久しぶりで会った 中学の同級生に
「キミの笑顔は どこにいったの?」って聞かれたときには

笑顔 笑顔 笑顔!
そうです 私の専売特許だった 笑顔
頑張ったとき うまくいったとき 勝ったとき
父も 母も 先生も 友達も
そうです 私に負けたあの子だって
私の笑顔に 応えてくれたんだ

いつのまにか 降ろしていた心のシャッター
いつのまにか 塞いでいた気持ちの窓
いつのまにか 忘れていた 笑顔のあいさつ

カチンコチンの身体が ほぐれていきました
凍り付いていた心が ほどけていきました
疲れ過ぎにも 気がつかないなんて
フラストレーションのかたまりなのに
まだまだ鍛えようと していたなんて

忘れていました 仕事とは ひととの関わり
ひとと一緒に働いて 一緒に目的を目指すこと
忘れていました コミュニケーション
誰が どんな時に モチベーションを高めるのかも
手段と目的を はき違えていたなんて
負けず嫌いの ワタシの恥です

だから..................

鏡をみれば 今日も私のコーチがいる
笑顔は 私のコーチです

元気のでる詩
その1:子犬
そういえば子供だったころ 夕焼けはボクのコーチだった 「大丈夫。あしたも晴れるよ」ボクは遠足の用意をしたり 運動会の用意をして眠った そういえば ボクは子犬のコーチをした じっと観ていると そいつのしたい事がわかったし やつにも ボクの...
その2:笑顔
気が強かったわ 子供の頃から 負けるのはきらい 一番じゃなきゃいや だけどそのかわり 積極的になんでもやった 泣き虫ユキちゃんの背中から 毛虫も どけてあげたし ジャングルジムに登って 降りられない タクちゃんを 助けにもいったもの...
その3:起業
起業したのは20代の中盤 僕は芸術を諦めて 経営の世界に飛び込んだ そしたらそこは、芸術以上の芸術の世界 ひとりで描くのは孤独だけれど ビジネスの世界はカラフルで 刺激に満ちて 音楽も高らかに鳴り響いてた 僕は自分をアーチストではなく...
その4:天使のキス
生まれたばかりの 赤ちゃんがね すやすやと眠りながら にっこりと微笑む時って 天使がキスを しているんだって 星の王子さまのことばじゃないけど「ほんとうに大切なものは 目に見えないんだね」ってこと 大きくなっても 忘れないための 贈り物...

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